週末、バルコニー探訪

with Balcony編集部の女性スタッフが、
バルコニーづくりのヒントを求めて
街で見かけた気になるバルコニーやテラスを訪問!
自宅のバルコニーにも
活かせそうなアイデアを発見&ご紹介します。

Vol.01リラックス&リフレッシュな
朝のバルコニー

緑豊かな公園の中に、おしゃれでくつろげるカフェのテラス席があるらしい…… そんな噂を聞きつけてwith Balcony編集部が今回やってきたのは、東京都世田谷区にある駒沢オリンピック公園。公園の入り口を抜けると、ひと際目を引くウッディな建物が出迎えます。近隣農家が栽培する厳選野菜にこだわった野菜カフェ、「Mr. FARMER」です。

カフェスペースの隣に、パッと見ただけで「素敵!」と思えるテラスエリアを発見。広々としたウッドデッキに可動式のチェアやグリーンが置かれ、開放感たっぷり。バルコニーの空間づくりにも活かせそうなヒントがたくさん見つかりそう!

お店の方によると、通常イートインのお客様は隣接する店内か別のテラス席にご案内し、こちらのテラス席はテイクアウトのオーダーのお客様がゆったりできるように用意されているそう。公園という場所柄、犬連れやファミリーのお客様も多く、そうしたお客様が気兼ねなく過ごせるように配慮された空間です。

床材と一体感のある家具づかいで、空間を広く見せる

こちらのテラスで気になるのは、何よりこのベンチ。ウッドデッキとクッションを組み合わせた低めのベンチは、素材感も色合いも床材に馴染み、空間をより広々と見せています。普通のチェアを置くより、リゾート感も出ていい感じ! なるほど、家具と床材に一体化を持たせれば、空間がぐっと広く見えるのですね。 聞けば、毎月このテラスでヨガイベントを行っているそうで、その際にはベンチをすべて取り払い大空間にするそう。そうした可動性も、空間が限られる自宅のバルコニーには参考になりそうです。

木と緑が主役のアイテム選びでナチュラル空間に

こちらのテラスに置かれているアイテムは、どれも主張せずシンプルなものばかり。空間の主役はあくまで木の素材感や緑の存在感で、鉢や照明も色味は抑えられています。その分、ナチュラルな雰囲気が引き立って、居心地の良さがぐっとアップ。グリーンも整然と並べず、ちょっとランダムに置くことで、気張らないリラックスした雰囲気になります。

上を見上げると、天井からグリーンと一緒にライトが吊るされています。訪れたのは朝一でしたが、日が沈んでからも素敵そう。ライトを設けるのが難しいマンションもあるかもしれませんが、右の写真のように、LEDのキャンドル型照明を使えば、火気も気にせず雰囲気を盛り上げられます。

朝のバルコニーには、色鮮やかな朝食を

さて、せっかく「野菜カフェ」に来たのだから、美味しいごはんもいただきたい! オーダーしたのは、モーニングメニューの「ホワイトエッグオムレツ」。卵白だけで作ったオムレツにピリッとサルサソース、そしてたっぷりの野菜が盛られて、見ただけで思わず元気になりそうな鮮やかさ!せっかく太陽の下でいただくなら、やっぱりカラフルなメニューが似合います。自宅のバルコニーでもこんな朝ごはんが食べられたら、その日の仕事へのやる気も変わりそう……

木とグリーンに囲まれて、朝日を浴びながら、見た目からも元気になれる朝ごはん。素敵な公園カフェのテラスには、「自分をリセット&リフレッシュさせる空間づくり」のヒントがたくさん詰まっていました。

ちなみにセキスイでは、タイル床材の「クレガーレ」だけでなく、ウッドデッキ風のバルコニーがつくれる「リファーレEX ジョイントデッキ」もラインナップ。天然木材のようなやさしい質感をもつ合成木材で、雨や陽射しにあたっても色あせしにくいウッドデッキです。「Mr. FARMER」のようなデッキ風バルコニーに仕立てたい方は、こちらもぜひチェックしてみてくださいね。

取材協力

Mr. FARMER 駒沢オリンピック公園