埼玉県 吉見ゴルフ場の給水配管にエスロハイパーAWが採用!
印刷版PDF(会員限定)埼玉県吉見町の吉見ゴルフ場は公共・公益施設です。この度、クラブハウスの老朽化に伴い、改修工事を実施。その給水配管としてエスロハイパーAWが採用されました。
インタビュー:2018年6月21日 埼玉県営繕・公園事務所 設備課 清水課長/渡邊主任
ムサシ産業機械株式会社 田畑主任/小内さん(設備工事担当)
工事のあらまし
埼玉県吉見町にある荒川右岸河川敷の広大な公園。公園計画の総面積は約312haで、県道鴻巣川島線から上流区域に一般公園83.8haと吉見ゴルフコース99haが開設されています。
埼玉県 吉見ゴルフ場は昭和57年に開設、すでに35年が経過しています。そのクラブハウスが老朽化したため、内装や設備の改修工事を全面的に行いました。
発 注 者:埼玉県営繕・公園事務所
施 工:ムサシ産業機械株式会社
クラブハウスの給水配管にエスロハイパーAWを採用しました。採用経緯などを埼玉県営繕・公園事務所 設備課 清水課長と渡邊主任に、また設備工事担当のムサシ産業機械(株)田畑主任と小内さんにもエスロハイパーAWの施工性についてお話を伺いました。
吉見ゴルフ場のクラブハウスを全面改修!給水系統をエスロハイパーAWで露出配管に!
- 吉見ゴルフ場について教えてください。
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清水課長 吉見ゴルフ場は昭和50年代に入り、県民の余暇時間充実への対応として、スポーツ・レクリエーションを取り入れる施設計画のもとに、昭和57年、県営ではじめてのゴルフ場を有する公園として開設されました。
すでに35年が経過し、クラブハウスも老朽化していましたので、全面改修工事を行いました。
実際、営業には問題ありませんが、調べてみると案の定、既存管(SGP)に問題(腐食やピンホールなど)があり、あちこち所々で水漏れしたりしていました。屋根の上から水が漏れ、天井にシミができたり、脱衣場がカビ臭かったりしていました。
そこでお風呂と洗面の全面改修と増築工事を行い、さらに充実したクラブハウスをつくることになりました。 そこで配管に関しては衛生配管からエアコン、ガスまで配管替えをしています。
- 衛生配管についてお聞かせください。既設の管種は塩ビ管でしょうか?
- 清水課長 塩ビ管もありますし、鉄管も鋼管もあります。今回の改修でエスロハイパーAWに替えました。
埋設部分はHIパイプゴールドにして、給湯は銅管からHTパイプに替えました。
- 衛生配管をエスロハイパーAWに替えた理由は?
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清水課長 まずゴルフ場の営業をしながら工事をするため、給水を1日以上は止められません。これが工事の絶対条件です。それに対応したのがエスロハイパーAWでした。
まずは施工時間の短さです。融着は短時間で完了するし、養生時間も短いです。
SUS管の場合は加工管なので施工に時間がかかってしまう。HIVPパイプも考えましたが接着接合なので接着剤が乾くまでの時間がかかってしまいます。そういったことを考えるとエスロハイパーAWの電気融着が施工スピードの面では、今回の改修工事では一番条件を満たした管でした。
また結露対策に関しても、樹脂管なので凍結が心配ですが、ここの冬の気温では8時間以内は凍らない、ということを伺ったので、保温も最小限でOKということです。
- エスロハイパーAWが最適管材だったわけですね。今後、積水化学に期待することは?
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渡邉主任 そうですね。こんなに使い勝手のよい管材なので広報活動をしっかりやってほしい。我々のような施工監督員でもこういった最新の管材について知っている人と知らない人がいます。基本的には仕様が決まっている世界なので新技術に弱い人も多くいます。でも我々としては新しいものを知りたい。 展示会などを見に行ったりしますが、なかなか深く知るのは難しい。技術研修会などをしっかりやってくださると有り難いです。
そして、実績もしっかり知らせてほしい。リストで並べるだけでなく、この物件ではこういう工事だったということを知らせてもらえると、同じような条件に合致する案件が想像しやすい。埼玉県での実績を知らせてほしいと思います。私にだけでなく皆に知ってもらうのが大切です。
またエスロハイパーAWの良さをカタログなどだけでなく、実際に感じることができれば、皆が納得すると思います。例えば、その場で融着をして、その後にすぐ水を流しても大丈夫だと見せれば、より凄さを実感すると思います。きっと皆も融着をした直後に通水を見てみたいだろうと思います。
貴重なアドバイス、しっかりと受け止めました。今後の参考にしたいと思います。本日はお忙しいところありがとうございました。
工事担当インタビュー
次に設備工事を担当してくださったムサシ産業機械さんにお話を伺います。
- エスロハイパーAWを扱ったことはありますか?
- 田畑主任 民間のゴルフ場もやっていますが、そこでは最新の設備を使うことが多く、エスロハイパーAWも使いました。最近だと久喜市(埼玉県)の総合病院でも使いましたし、何度も扱っています。
- 施工に関してはいかがでしたか?
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小内さん エスロハイパーAWを使う場合は非常にラクですね。埋設だと明らかです。通常だともう少し削らないと入らない、といった場合でも、生曲げできるから入ってしまう。これはやり直しの必要がなく、非常にありがたい。
小内さん この時期、夏場の施工に関してVP管はΦ100以上は抜けやすくなります。接着剤が乾くまで20秒以上、じっと押し込まなくてはいけない。これが非常につらいんですね。
エスロハイパーAWならEFコントローラーの指示通りやればしっかりと失敗なく接合できるから安心感が違います。 またこういう作業では重機を使ったりしますよね。VP管は重機が当たるとすぐに割れたりするから気を使います。エスロハイパーAWはたとえ掘って出てきたとしても安心です。
強いて挙げるとするならば電気を使うことくらいですね。あとはありません。
- 融着時間に関してはいかがですか?
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小内さん 待っている時間は多少はありますが、待っている間に別のことをやっていればいいだけです。完了すると音で知らせてくれますし、自動的に止まるから何の心配もありません。発電機で融着している場合でも発電機の音がうるさいですが、完了すると発電機の音が下がるんですね。だから音の変化を聞けば終わったのがわかります。
発電機というのは使ってないときには回転が下がるんですね。
なるほど、貴重なご意見をありがとうございました。
今回ご紹介させていただいた製品
水道用耐震型高性能ポリエチレン管 エスロハイパーAW
製品解説
現在使用されている建物給水管の中で、住戸内配管は架橋ポリエチレン管(エスロペックス)、水道本管、敷地内埋設管、給水横主管は高性能ポリエチレン管(エスロハイパーAW)を使用しておりますが、防火区画貫通に関する法規制や長年の実績などから金属管が多く使用されております。エスロハイパーAWは建物給水管として開発・実用化を検討するに当たっては「独立行政法人都市再生機構」様と「建築設備用ポリエチレンパイプシステム研究会」との共同研究として、様々な実験検証を行なってまいりました。その結果、信頼性や施工性・コスト的にも優れた新しい給水システムを実現する事ができました。
敷地内埋設配管からピット内横引き管、給水立て管、メーター部まで、高い信頼性を有しオール樹脂管路が構築できる【エスロハイパーAW】をぜひご検討下さい。
特長
ポリエチレン管の採用で錆びなし!漏れなし!
■錆びることのない高性能ポリエチレン(PE100)を使用。赤水の心配なし!
■酸・アルカリに強く腐食性土壌や海岸付近の塩害地域でも腐食の発生なし!
■電気絶縁性にも優れ、鉄道付近でも電食の心配なし!
埋設配管で実績をつんだ水道用耐震型高性能ポリエチレン管を採用
■管体独自の可とう性とEF接合により地震に強い一体管路を構築。
■エスロハイパーAW「免震継手」登場で、免震構造の建物にも対応。
■埋設配管(エスロハイパーAW)では、2003年宮城県北部地震、
2004年新潟県中越地震、2007年新潟県中越沖地震、2011年東北地方
太平洋沖地震※、2016年熊本地震で被害件数がゼロ。※津波被害は除く。
信頼のEF接合、軽量・柔軟な管材、保温レス可能により施工工数の省力化とトータルコスト削減
■信頼性が高く熟練不要のEF接合により、スピーディな施工が可能。
■軽量かつ柔軟なポリエチレン管により、施工性が大幅アップ。
■ねじ切りや接着が不要。改修工事でもシール材・油・接着剤で現場を汚しません。
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