富士通スタジアム川崎

川崎フロンターレ関連施設に
防災貯留型トイレシステムが採用!

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Introduction

川崎市は令和6年(2024年)7月1日に市制100年を迎える政令指定都市で、川崎フロンターレはその川崎市をホームタウンとする日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に加盟するプロサッカークラブです。
「フロンターレ」とはイタリア語で「正面の」「前飾り」の意。常に最前線で挑戦しつづけるフロンティアスピリッツ、正面から正々堂々と戦う姿勢を表現したもの。加えて、日本の正面に位置する臨海都市「川崎」とともに歩んでいく思いが込められています。

今回、川崎フロンターレが管理運営している富士通スタジアム川崎にて地域住民へ向けた防災イベント“クロス防災フェス supported by アンカージャパン”が開催され、東日本セキスイ商事株式会社は、防災・減災プロジェクト サポート企業のご協力のもと、災害用マンホールトイレ 防災貯留型トイレシステムを展示しました。

【参考】
[2023.02.28] "備えるフェスタ2023"に出展しました
[2023.03.05] "クロス防災フェス"に出展しました

川崎フロンターレが管理している運動施設等にも防災貯留型トイレシステムが採用されているとお聞きし、富士通スタジアム川崎の管理運営を担当されている、川崎フロンターレ五十嵐様にお話を伺いました。

株式会社川崎フロンターレ 五十嵐 誠 様
株式会社川崎フロンターレ 五十嵐 誠 様

Guest

株式会社川崎フロンターレ 五十嵐 誠 様

Interview

———まずは五十嵐様について教えてください。今回防災イベントの運営等をされていましたが、普段はどのようなお仕事をされているのでしょうか?

五十嵐様 : 普段はここ富士通スタジアム川崎の指定管理者として施設の管理運営を行っています。 施設の貸出しの他にもスポーツをはじめとした自主事業教室(私はSPARTAN SGXトレーニング、テックボール練習会を担当)や、スポーツフェスタ、夏祭りの企画から現場運営などを主に担っています。

クロス防災フェスの様子
———「クロス防災フェス」のような防災イベントは定期的に開催されているのでしょうか、また今後も開催される予定でしょうか?

五十嵐様 : 防災イベントはコロナの影響で開催できなかった2021年をのぞき2016年から毎年開催しています。ここ富士通スタジアム川崎が川崎区の広域避難所であることから防災イベントが行われるようになりました。
もともとは1泊2日のキャンプ形式のイベントでしたが、ここ数年はコロナの影響もあり日帰りのイベントを開催していました。2016年から昨年まではいずれも事前申し込み制のイベントだったのですが、より多くの市民の方々に防災への意識を持って欲しいと思い今回は申し込み不要、参加費無料にしました。
さらに気軽に参加してもらえるようにお祭りのような雰囲気にしたいと考え「防災フェス」と名づけました。防災関連のイベントは来年以降も毎年開催予定です。

マンホールトイレの体験を
PRする看板
———積水化学の「防災貯留型トイレシステム」は以前からご存知だったのでしょうか?

五十嵐様 : 毎日通勤の際に歩く道(お隣の富士見中学校前)に「防災貯留型トイレシステム」の設置場所があるのですが、恥ずかしながら今まで存じ上げておりませんでした。
知ったきっかけは富士見公園の再編整備を川崎市と進めている中で出てきたワードでした。再編整備担当のものから「何かイベントに生かせないか?」と提案されたのをきっかけに詳しく調べました。

防災貯留型トイレシステムの展示模型
———今回、防災イベントに東日本セキスイ商事へお声掛けいただいたのには決め手などあったのでしょうか。

五十嵐様 : 私は行くことができなかったのですが、再編整備担当とイベント担当の2名で千葉県の市原市にある千葉積水工業様までマンホールトイレの視察に伺った際にご挨拶をさせていただきました。その後、視察へ行ったものとも相談して、防災イベントへの出展をお声掛けさせていただきました。
今までの防災イベントになかった新しいコンテンツであるということ、私たちの様にまだまだ知らない方が多くいるのではないかと思ったこと、富士通スタジアム川崎のすぐ側にマンホールトイレがすでに設置されていたことの3点が決め手になりました。

千葉積水工業での
マンホールトイレ視察の様子①
千葉積水工業での
マンホールトイレ視察の様子②

防災貯留型トイレシステムが導入されている生田ふれあい広場

出典:川崎市上下水道局様ホームページ

———川崎フロンターレ様の関連施設でもトイレシステムをご採用いただいているのでしょうか?
五十嵐様 : 全てを把握しているわけではありませんが、川崎フロンターレが4月から運営する「Anker フロンタウン生田」に隣接している「生田ふれあい広場」では導入されています。
———「富士通スタジアム川崎」のすぐ側に採用されている防災トイレシステムは川崎市様がご採用いただいているものでしょうか?
五十嵐様 : はい。その通りでございます。
———「防災トイレシステム」の他にも防災保存食なども貯蓄されているのでしょうか?
防災貯留型トイレシステムをご説明

五十嵐様 : 「防災トイレシステム」とは別の場所の保管になりますが、スタジアム内の備蓄倉庫には食料をはじめ災害用具の保管がされております。

———「今回のイベントではトイレシステムの他、様々な防災・減災の一助となる製品を展示させていただいきました。なにか印象に残った製品などありましたでしょうか?
五十嵐様 : 個人的にはマンホールの中に実際に埋まっている「貯留弁」の実物がとても印象的でした。イベントでは受付付近に展示していただきましたが、かなりのインパクトでした。「これは何だろう?」というような表情で立ち止まる参加者の方も多くいらっしゃった印象です。一目見ただけではなにか分かりませんが、横に説明書きのパネルを置いていただいたことで仕組みが分かるようになっていました。総重量780kgと伺った時は「これだけ丈夫なものに支えてもらえるのか」と安心感のようなものが生まれました。地震に強いという理由も納得でした。災害用トイレテントに関しても川崎市保有のもの(富士見中学校横の道に設置しているもの)とはタイプが違いとても興味深かったです。参加者の方々も簡単に設置体験をされている様子だったのでとても便利だと感じました。
———製品の改善点や情報の発信方法など、ご要望や期待されることがあればお聞かせください
災害用トイレテントの組立体験

五十嵐様 : 防災以外のコンテンツと絡めた情報発信など行うことで世間に広まっていく可能性があると思います。川崎フロンターレのホームゲームではサッカーに全く関係のない方面の方々とコラボすることが多く、そのような取り組みを通してフロンターレを知っていただくこともあります。
ここ富士通スタジアム川崎でもサッカーやスポーツ以外の取り組みも行っていますのでぜひ今後も一緒に情報発信等、ご協力いただけると幸いです。

———最後に、東日本セキスイ商事にて推進しています[防災・減災プロジェクト]では、今後も同じような防災イベントへ積極的に参加していく予定とのことです。またお役に立てるイベントなどあれば是非お声掛けください。
五十嵐様 : こちらこそぜひよろしくお願いいたします。
防災イベントは年に1回の開催ですが、その他のイベントでもお力添えいただけそうなことがありましたらご相談させていただくかもしれません。この度は「クロス防災フェス surpported by アンカー・ジャパン」へ多大なるご協力をいただきありがとうございました。今後も何卒よろしくお願いいたします。

———今後もお客様のご要望にお応えできる製品づくりと、防災意識の啓蒙にお役に立てますよう努めてまいります。ありがとうございました。

<営業担当から一言>

東⽇本セキスイ商事(株)
佐藤 晃

東日本セキスイ商事では、2022年1月に「防災・減災プロジェクト」を新たに立上げ、事業と社会貢献活動の両輪で社会課題の解決に貢献していこうと取り組んでおります。 現在千葉積水工業にて弊社主催で開催している体験型の説明会に12月川崎市様並びに川崎フロンターレ様に来場頂き、その際に防災イベントのお誘いをいただきました。それを受けて、2月18日に川崎市様主催の「備えるフェスタ2023」に初出展させていただき、また3月5日に川崎フロンターレ様主催の「クロス防災フェス supported by アンカー・ジャパン」にも出展させていただきました。今年は関東大震災から100年という節目であり、各所で予定されている多数の防災イベントに対しても積極的に参加して、住民の方々を対象に自然災害に備える重要性を発信・啓発して行きたいと思います。

Products

今回ご紹介させていただいた製品

災害用マンホールトイレ(貯留型)防災貯留型トイレシステム

製品解説———

地震等の災害時、食事の確保だけでなく、トイレ問題が大きな問題となっています。積水では、阪神大震災の経験を反映し開発した、避難所等にあらかじめ設置したマンホールの蓋の上に仮設トイレを設置した“防災貯留式”をご提案します。使用時には、仮設トイレ用の管路にプール等から水をためることで臭いの問題を低減し、汚物が溜まった貯留槽の弁を1日1回~2回開け、汚水を下水道本管に一気に流します。貯留槽1基で5個の仮設トイレが基本です。管路もリブ付硬質塩ビ管を採用したものであれば浮上防止対策にも万全です。

特長

例えばこんな時に…

市民マラソン
コンサート
花火大会、盆踊り

平常時は学校・公民館などの駐輪場に!

平常時

自転車置場兼災害用トイレブース

やじるし
組立て

身障者用ブース(手前)も対応可能

市民マラソンでの使用例

仮設トイレシステム設置後

平常時の訓練も大切です!

災害用パネル式トイレ設置の様子

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