課題解決事例
分野:建材 業種:住宅会社
お客様:住宅会社A社 購買・調達担当 N氏
背景
住宅会社で購買・調達を担当しているN氏は、新築注文住宅の資材選定を行っていました。記憶に新しい「ウッドショック」の最中、床下地に使用する合板が全く手に入らず工期に大きな影響が出てしまいました。また、職人不足の背景もあり、経験の浅い作業者でも手軽に扱える資材の検討を行っていました。
課題
木材価格の急高騰「ウッドショック」
2021年、建設業界に激震をもたらした「ウッドショック」———もちろん購買・調達担当のN氏も脅威に感じていました。予算は決まっているのに、合板の価格高騰との折り合いがつかなくなってきていたのです。N氏は仕入れ価格高騰と納期遅延による工程遅れに翻弄されていました。しかしながら、ウッドショックが終わる見込みは誰にもわかりません。早急に代替品を探す必要がありました。
引用元: 経済産業省
職人の多様化、求められる易施工性
近年の職人不足により、戸建住宅の施工現場にも、外国人労働者を始めとする様々なキャリアを持った作業者が増えてきました。そのような背景もあり、合板が重くて切断加工性が悪いことに気付かされたのです。購買担当として、ウッドショック以前から作業の効率を高められる素材を求めていたのです。
樹脂製品が合板の代替に?意外な盲点
資材が手に入らないと分かった瞬間に、代替素材の調達に奔走しました。そのような折、ネットで検索した際に積水化学のホームページに出会いました。木材とは全く関係のない樹脂の企業で代替製品があるのか?と疑いから入っていましたが、自身が求める要素にぴったりとハマっていたため、すぐに営業所に問い合わせを行いました。
課題のポイント
- ① 合板を始めとする資材価格は相場によって乱高下してしまい、時として調達できない場合がある。
- ② 職人の多様化により、様々な作業者でも扱える資材選定が求められている。