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課題解決事例

公共施設 設備配管・その他

官公庁S 施設整備課 A氏

背景

自治体Sの管轄内には総面積が約260haに及ぶ、広大な緑地公園があった。園内には井戸設備があり、その井戸水は川や池などの水源となっていたほか、園内に張り巡らされていた埋設井水管を通じて散水として利用されていた。その埋設井水管の管理を担当していたA氏には、最近ある悩みがあった。それは、補修対応が頻発していることだった。埋設井水管のほとんどは鋳鉄管で公園の設立当初から、つまり50年以上使用されていた。そのため近年は腐食による漏水が多発し、その修繕や維持管理に多大な費用と工数がかかっていた。
施工内容:配管口径 100A  / 施工総距離 550m

課題

井水管の維持管理がままならない

井水管には散水用のバルブがあり、地上に数カ所設置されています。井水管を埋設した当時は周辺の草木はまだ育っておらず、図面を見なくとも、すぐにバルブがどこにあるかがわかりました。ところが長い年月を経て草木は育ち、落ち葉や腐葉土が堆積したことで、図面を見ながら探してもバルブを発見するまでに長い時間がかかるようになりました。また、井水管は埋設されているため、地上に影響が出ない限り漏水を発見するのは困難でした。しかし漏水の初期対応が遅れると、周辺の草木にはもちろんのこと、最悪の場合には利用者の方々にも影響が生じます。このように、埋設井水管の維持管理は非常に重要でありながら、多大な工数がかかる業務でした。

根本的に見直さない限り、補修対応は続く

既設の井水管は公園の設立当初から使用されている鋳鉄管でした。50年以上もの間、埋設で使用されていたため腐食が進行しており、漏水による突発的な補修対応に日々追われていました。漏水が発生するたび、新しい鋳鉄管に更新していましたが、また数十年後には同じような事態になるのではないかと危惧していました。

埋設管を改修するためにまずは草木伐採。積み重なる時間とコスト・・・

漏水箇所の補修には多大な費用と工数を要していました。まず、広範囲の草木を伐採しなければ埋設管を掘り起こすこともできません。しかし草木伐採作業は時間がかかるだけでなく、そのための作業スペースの確保や作業トラックの交通整理など、公園を利用する方にも影響が出ることは避けられませんでした。また埋設管を更新するごとに、配管材料費・掘削作業費・草木伐採費等の費用がかさむことや、補修作業に時間がかかり利用者への影響が長期化することに悩んでいました。

課題のポイント
  • 1. 散水用バルブや漏水している箇所の特定を容易にしたい。
  • 2. 抜本的な対策を講じ、より長く安心して使える配管にしたい。
  • 3. 掘削作業が不要で、コスト・工期削減を可能にする改修を行いたい。

課題解決事例は事実をもとに再編集しております。

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