下水道用硬質塩化ビニル管用の支管と下水道用硬質塩化ビニル管の接合に塩ビ管用の接着剤を用いても大丈夫ですか?
下水道用硬質塩化ビニル管用の支管と下水道用硬質塩化ビニル管の接合は、塩ビ管用の接着剤を用いても接合は出来ません。接合不良だと汚水の漏水や、地下水等の不明水の浸入による不具合の原因になります。
エスロタイトやエスロンBVの支管用の接合剤は、支管のくら部と本管の間のスキマに充填されることで、接着強度の確保と止水性確保の機能を有しておりますが、接着剤等は粘度が低くスキマに充填され難いため、止水性の確保が困難となります。
接着剤で支管接合を行った場合の性能は下記の実験のとおり、本管を満水にした時点で支管接合部(くら部と本管のスキマの接着面)より漏水が発生しており、止水性能を発現せず地下水の浸入等(不明浸入水の原因)が発生する為、施工をやり直す必要が有ります。
試験項目 | 接合部負圧 | 接合部水圧 |
---|---|---|
判定基準 | 0.078MPa負圧で1分間保持し接合部の漏れがないこと | 0.049MP水圧で1分間保持し接合部の漏れがないこと |
接合部
試験写真 |
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試験結果 | 接着面の気密性が無いため負圧保持できず | 満水にした時点で漏水発生 |
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