エスロペックス設計時の注意
エスロペックスが凍結するとどうなりますか?
管内水の凍結が何度も繰り返し起こると、エスロペックス管の膨張が発生し、管が破壊する可能性があります。
水が膨張すると体積が膨張します。その体積は計算上約9%となり、この体積膨張によって管内の圧力が計算上約25MPaにも上昇します。
このような高圧になると金属管でも管が破壊に至る場合があります。
エスロペックスの場合、管の材質が柔軟なため、凍結により径方向へ伸びて膨張が吸収されますので、凍結が1、2回程度では破壊に至る場合は少ないですが、凍結及び融解が何度も繰り返されると、管が径方向に徐々に膨張していきます。
この繰り返しで材質が弾性変形から塑性変形領域へと変化していきますので膨張破壊に至る場合があります。
特に屋外配管の場合等、凍結の恐れのある場合は保温材等で管及び継手部の保温を施してください。
凍結防止ヒーターを使用される場合は、ヒーター被覆材がオレフィン系樹脂製で自己制御型をご使用ください。
(ヒーター被覆材が軟質塩ビ系の場合、可塑剤が移行して管を浸してしまう可能性があります。
また使用にあたってはヒーターメーカーに十分に確認の上使用してください。)
また、寒冷地等で水道事業体の指導が有る場合はそれに従ってください。
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