土木関連 雨水・雨とい 上下水道管

国土強靭化にむけ下水道管、雨水管の整備が急務の日本
部材の値上がりの渦中、従来よりもコストダウンに成功した製品とは?

設計コンサルタントA社 設計担当M氏

背景

近年、国土強靭化にむけた下水道管、雨水管の整備が日本の急務となっている。その為、国から補助金を受け、各自治体で予算を組んでいるが、昨今の部材の値上がりの影響をこの分野も、例外なく受けており、予算面での工夫が求められているのが現実だ。
H市の産業団地の雨水管の整備を担当しているM氏も、その1人で悩んでいた。従来通りの提案では役所から予算的な改善を求められているのだ。同じ部材を使っていては価格は高くなって当然。
「部材自体を変えてコストダウンする方法しかない・・・」
「現状で工事品質が担保され、コストを削減できる製品、方法はないだろうか・・・」

課題

~少しの値上がりでも規模が大きいと影響大~

原設計はヒューム管で行っており、従来に比べて10%の値上がりをしているのが現状だ。新設で呼び径700mm~800mmで工事延長が500mになると、その規模で10%の値上がりは正直、頭を抱えるレベルなのだ。さらに部材の値上がりに加え、職人不足など数多くの課題をクリアしなければならない。

~費用の半分以上は国からの補助金~

各自治体の雨水管の整備のための補助金が国から支給されているが、当然ながら予算が決まっている為、費用の部分に関しては厳しくチェックされている。つまり「いかに予算内に収めるか」ということが最も大切なポイントになっていてもおかしくないのだ。かなりストレートな表現であるが、提案する立場の設計コンサルM氏にとっては、大きな課題であった。

課題のポイント

  • 1. 部材高騰により、採用する製品自体を見直す必要があった。
  • 2. コストダウンを実現した上で、工事品質を担保できる製品の選定

課題解決事例は事実をもとに再編集しております。