パイプラインの老朽化
ライフラインなくしては生活できない。普段、目にすることのないライフラインは暮らしの生命線として地中に張り巡らされています。しかし、その生命線にタイムリミットが迫っています。それは老朽化。整備が早く進められた都市部から刻一刻と埋設管路に老朽化の波が押し寄せています。50年前後で寿命を迎えるコンクリート管路。耐用年数を超えた管路の増加で都市部を中心にして、ある日突然”道路が陥没する”という危険が住民に迫っています。さらに急がれる地震対策。地震国日本においてライフラインをいかに健全に保つか?が命題になっています。
老朽化が引き起こす危険!さらに迫られる地震対策!
生活に直結する埋設管路の更新が迫られています
パイプラインの老朽化は地震などで崩落しやすく、道路陥没などを引き起こす可能性があります。
課題と解決方法
今、求められるのは、埋設管路という資産のトータル管理
計画的な維持管理で管きょの長寿命化を実現
管きょの耐用年数は50年。現在、大都市において下水道の約5%にあたる4000km超が耐用年数を超えています。管きょの更新に対して、問題が生じてから対応する発生対応型の維持管理では苦情や事故が発生してから補修することとなり、修繕が大規模でコストも割高になり大きな社会問題化にもなりかねません。
大規模な破損が起きる前に老朽管に対して修繕を行うことで、緊急工事による交通規制など社会的な影響を少なくし、トータルコストも抑えた更新が可能となります。
管きょ調査・診断から更生まで。リニューアル時代のソリューション
積水化学の管路リニューアルソリューション
社会生活に必要不可欠なパイプライン。布設後、長い年月の中で劣化は確実に進行しています。当初の機能を満足しなくなったパイプラインには早急な対策が必要です。
近代化の中で急速な都市化が進み、パイプラインを布設替しようにも交通渋滞や騒音など社会環境に支障をきたすような大規模な工事は避けられ、新管布設替で対応していた時代は終わりを告げようとしています。
これからは維持管理と既存ストックを活用した更新の時代です。
パイプラインの現状を把握し、効果的な維持管理を実施するための『調査・診断』。その診断結果とライフサイクルコストを考慮した『最適な改築・更新工法』。さらに工事、更新後のアフターメンテナンスまでと、パイプライントータルでの提案で社会に貢献していく、
それが積水化学の『管路リニューアルソリューション』です。
・スピーディな対応と最適なご提案で“安心”を追求します。
・公共事業費縮減の今だからこそ、現在から未来に繋がる効果的な維持管理を提案します。
・既存ストックを最大限に利用し、限られた事業費の有効活用をアシストします。
例
1 ストックマネジメント
避けられない管きょの老朽化。管きょが崩落する前に適切な管理を行うことで、より永く活かし、無駄のない活用が可能です。
パイプラインの調査診断
計画的な維持管理のフローチャート
農業水利施設におけるストックマネジメント
農業水利施設の適切な機能保全のためには、適切な日常管理、定期的な機能診断による性能低下要因と状況の把握、これに対応した対策の検討と適時・的確な対策を実施するプロセスをサイクルとして繰り返すストックマネジメントが有効です。
2 ライフサイクルコスト
管路の長期的維持管理を考えると、付け焼刃での対応ではコストは割高になります。
セキスイの管路更生は新管以上の性能を確保し、長寿命化を実現します。
3 スピーディな施工
セキスイの管路更生は開削の必要もなく、スピーディな施工を実現するため、様々なメリットがあります。
4 環境にも配慮
非開削による施工のため、騒音など住環境への影響も最小限。
また残土運搬車両も最小でCO2の排出削減にも貢献します。