2025.04.25

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環境・ライフラインカンパニー製品のLCAデータ(CFPデータ)の提示を開始します

積水化学工業株式会社(代表取締役社長:加藤 敬太、以下「積水化学」)の環境・ライフラインカンパニー(プレジデント:平居 義幸)では、積水化学グループ全体で脱炭素への取り組みを進める中、製品のLCA※1データ(CFP※2データ)の提示を開始します。

※1 LCA:Life Cycle Assessment、ライフサイクルアセスメント

製品やサービスがライフサイクル全体(原料調達~製造~使用~廃棄またはリサイクルまで)を通して排出される環境影響を定量的に評価する指標。気候変動への影響では温室効果ガス(GHG)の排出量をカーボンフットプリント(CFP)として算定し、評価する。

※2 CFP:Carbon Footprint of Product、カーボンフットプリント

製品やサービスの原材料調達から廃棄、リサイクルに至るまでのライフサイクル全体を通して排出されるGHGの排出量をCO2排出量に換算し、製品に表示された数値もしくはそれを表示する仕組み。

中でも建築物のライフサイクルカーボンの削減に向けた取り組みとしては、国全体で建築BIM(Building Information Modeling、建物の設計や施工、維持管理などの業務で使用されるソフトウェア)の普及拡大とLCAの義務化についての制度の検討が開始されるなど、2050年のカーボンニュートラルの実現に向けた動きが活発になっています。

積水化学独自の制度「サステナビリティ貢献製品」制度では、自然環境および社会環境の課題解決への貢献度が高い製品の創出と市場拡大を加速し、サステナブルな社会の実現と積水化学グループの成長を目指しています。
製品のCFPの信頼性を高める活動としては、PCR(プロダクト・カテゴリー・ルール)の策定や、CFP認証の積極的な取得にも尽力しており、環境・ライフラインカンパニーでは2023年にプラスチック単管式排水システム「エスロン耐火プラAD継手HG」がCFP宣言製品に登録されています。

低炭素価値の高まりを受け、環境・ライフラインカンパニーでは、LCA手法を用いて、対象となる製品ライフサイクルにおけるCO2排出量(CFPデータ)を計算し、先手を打った提案で、ビジネスにおける差別化を図り、リスクをチャンスに転換していきたいと考えています。
今後もサプライチェーンと連携しながら、原料の選択や生産プロセスにおける改革、使用エネルギーの転換、資源循環に資する検討を進め、お客様の要求に応えるべく低炭素、脱炭素製品の拡大を目指します。

『積水化学のカーボンニュートラルへの挑戦:製品のライフサイクルにおけるCO2削減』

ご参考

本件に関するお問い合わせ

積水化学工業株式会社

環境・ライフラインカンパニー 経営企画部

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