印刷用PDF
水道配水用ポリエチレン管を用いたパイプインパイプ工法の特長

水道配水用ポリエチレン管を用いたパイプインパイプ工法は、既設管をさや管としその中に新しい管を挿入し管路の更新を図る工法であり、軽量・柔軟なポリエチレン管を新管に採用することで、短期施工、コスト縮減を実現しました。
 

  1. 交通量その他の要因で開削工事が困難な場合でも施工が可能
  2. 開削が立坑部のみなので周辺環境への負荷が少ない
  3. 施工後の復旧が立坑部のみなので通常の開削工事に比べ、ローコストですむ
  4. 一般的な敷設替えと比較して短工期
  5. 既設管をさや管とする為、他の工事で新管を損傷する可能性が低い
  6. 既設管をさや管とする為、工事中に他の既存埋設物と干渉する心配がない

 

パイプインパイプ工法による施工例

パイプインパイプ工法は、道路横断などの施工困難部を中心に、全国で採用されています。
施工は、(1)管内調査、(2)ワイヤー設置及び管内さび瘤除去、(3)管の接合、(4)管の引き込み、(5)検査の手順で実施します。その際、管接合方法によってダウンサイズ径が決まります。
 
 

接合部外径比較 ()内数値は、既設管からのサイズダウン

新管呼び径 φ50 φ75 φ100 φ150 φ200 φ250 φ300
管外径 mm 63 90 125 180 250 315 355
EF接合時の外径 mm 83(2) 117(2) 163(2) 234(2) 310(3) 390(3) 440(3)
バット接合時の外径 mm 68(1) 96(1) 132(1) 190(1) 261(2) 328(2) 369(2)

 

現場リポート32