エスロハイパー現場リポート23 土砂崩れ災害でも管路機能を維持

平成19年8月2日に九州地方に上陸した台風5号は、中心気圧965hpaと非常に大型、大分県及び宮崎県地方に観測史上最高となる猛烈な雨を降らせ、大きな被害を与えました。
大分県由布市庄内町では、導水管であるエスロハイパーPEφ200の埋設斜面が十数メートル崩壊、管路がむき出しになりましたが、管に破損、漏水は無く、機能を維持しました。

埋設部分の土砂崩れ状況

台風の豪雨の影響でエスロハイパーPEの埋設斜面が十数メートルに渡って崩壊。管路がむき出しになりました。

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むき出しとなったエスロハイパーPE
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現地での土砂崩れの状況(区間:約15m)

エスロハイパーへの影響

エスロハイパーPEφ200は、管路が露出,一時宙づり状態となりましたが、抜け,破損等はありませんでした。
また、管・継手の外面にも大きな損傷は無く、高い耐久性が確認できました。
(その後管路は、仮設足場で一時的に固定に補強を行った状態で使用され、約半年後に復旧されました。)

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露出したエスロハイパーの形状及び外径
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露出した管路の外面及び継手部

以上